こんばんは、たかしんです。
記事をご覧頂きありがとうございます!
今回は、投資を始めると必ず耳にする「複利」についてお話しします。
複利とは?
「複利」とは、利子にもまた利子がつく事です。
一方「単利」は、元金にしか利子がつきません。
両者の違いを具体的な例を挙げて説明します。
100万円を年利2%で運用すると翌年には102万円になります。
単利の場合その翌年には1,040,000円になりますが
複利の場合は1,040,400円になります。
単利は2年目以降も元金の100万円にしか利子が付かないのに対して
複利は元金の100万円と、1年目に増えた2万円にも利子がつきますので、
102万円×1.02で1,040,400円になります。
複利のパワー
数年では大した差がないように思えますが
これが何十年も続くとかなり大きな差になります。
例えば100万円の元金に対して、年利2%で30年運用した場合。
単利の場合は160万円にしかなりませんが、複利の場合181万円になります。
また金利が上がるほどその差は大きくなります。
仮に100万円を年利5%で30年運用出来たとすると、なんと432万円にもなります!(単利だと250万円です)
かの有名なアインシュタインも「複利は人類最大の発明」という言葉を残すほど、複利のパワーは偉大です。
複利をうまく活用する事で加速度的に資産を増やす事が出来ますが、逆も同じことが言えます。
借金をした場合も、複利が働くと負債が加速度的に増えてしまいます。
複利は味方につけると頼もしい存在ですが、敵に回してしまうとこれ程恐ろしいものはありません。
金利の高い消費者金融などで借金をしてしまうと
瞬く間に負債が膨れ上がってしまいますので、安易に借金をしないように気を付けましょう。
複利を利用しよう
では、そんな素晴らしい複利のパワーを資産運用で利用するにはどうすれば良いのでしょうか?
その答えは「長期にわたって利子の再投資を繰り返す」ことです。
資産運用で利益が出たからと言って、その都度増えた分を使っていたら、利子は元金にしか乗りません。
100万円が102万円になったからと言って2万円使ってしまえば
元金の100万円はずっと100万円のままですよね?
また、複利効果は年月を重ねるほど威力を発揮しますので
つみたてNISA等の仕組みを利用して長期にわたって利子を再投資し続けましょう。
年月を重ねるほど資産の増加スピードも上がっていき、雪だるま式に資産が増えていきます。
ちなみに、「72の法則」という方式を利用する(72という数字を金利で割る)と
複利で元本が2倍になるまでの年数を導き出せます。
年利2%の場合、72÷2=36年で元本が2倍になります。
負債の場合も同じ様に計算できますので
消費者金融の年利18%という数字がいかに恐ろしいかお分かり頂けると思います。(4年で借金が2倍に、、、、、)
まとめ
複利は資産を加速度的に増やしてくれる頼もしい存在である一方で
敵に回すと加速度的に負債を膨れ上がらせる怖い存在です。
安易に高利子の借金をしないことはもちろん、つみたてNISA等の仕組みを活用しながら長期投資を行い
複利効果の恩恵を最大限に享受し効果的に資産を積み上げていきましょう。
この記事が参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは。